すだれの装着

日よけの為にパーゴラの上にすだれを掛けました。
「すだれ」といっても窓に吊り下げる「すだれ」では、サイズ的にパーゴラ全面を覆うことができないので、 「よしず」というか「たてず」というのか、軒先に立てかけて使うタイプのもの (夏の海の家などに立てかけてあるやつ)を2枚つないで、パーゴラの上にのせました。

2階のベランダ下に格納した状態(右上) ヒモを引いて広げている途中
よしずを全て広げた状態です。2枚のよしずの継ぎ目は左側の柱の上のあたりです。

ヒモを引いて簡単に広げられるようにしたのですが、片付けるのはとても面倒です。


最初は脚立に乗って手作業でクルクル巻き取ってました。
でも効率悪いし、毎回毎回とっても面倒。


そこで考えました。巻き取り用のヒモ。


市販のすだれ巻き取り器を使ってみたのですが、
よしずが重いため、強度が足りなくていきなり壊れてしまいました。
それにパーゴラの軒先で角度が付いているのでそのままでは使えません。


どうしたら良いのか悩みました。


方針としては、市販のものと同じ動作原理で角度の問題をクリアし強度アップを図る。


そこで・・・

まず、滑車を作ってみました。母屋側に使用するのと軒先用の2個です。
網戸の戸車をステンレス製のワッシャで挟んで、支持金具を取り付けました。
この状態で、戸車もワッシャもスムーズに回転できます。
これを、このように取り付けました。
母屋側 軒先側


どういう仕組みかというと

よしずを展開した状態
よしずはずり落ちないように、母屋側にヒモで固定してあります。
巻き取り用引きヒモ(図中赤線)はよしずの母屋側端点に固定し、 よしずの下側を通して反対側の端点からよしずの上面を通して再度母屋側まで回します。
よしずを巻き取るときは、図中のA点を下に引きます。

よしず巻き取り中
パーゴラの軒先まで巻き取った状態です。
この時展開用引きヒモ(図中青線)はよしずの中に順次巻き取られて行きます。

巻き取り完了
よしずを全て巻き取って2階のベランダ下に収納した状態です。
展開用引きヒモ(図中青線)はパーゴラの軒先に垂らしておきます。
よしずを展開するときは、展開用引きヒモをB点で引きます。

これで、当初目的の機能を備えることが出来ました。

ウーン満足


しかし・・・


面倒なのです。


よしずを展開するとき軒先側の滑車に
巻き取り用のヒモをきちんと乗せなければ
巻き取れないのです。


どういうことかというと・・・
巻き取り用引きヒモが滑車に掛かっていないと柱に乗せた梁から斜めになります。
このまま巻き取ると軒先に引っかかって、そこでストップです。。

どう対処してるかというと、

よしずを広げる時に、台の上に乗ったり棒でつついたりして、
ヒモを滑車に乗せてるのです。

しかも毎回

めんどくさい。


巻き取りは楽になっても、広げるときに面倒じゃぁ意味無いです。






気がつきました。


なにも滑車である必要は無いのだと。


で、こうしました。

軒先側の滑車を取り外して、丸棒を取り付けました。
写真に見えている葉っぱは、我が家で毎年夏の定番として栽培している、ゴーヤです。
数は少ないですが、今年も美味しいゴーヤを実らせてくれました。
よしずを広げる時、展開用のヒモが丸棒の上に乗るようにちょっと注意するだけでOKです。

これなら大丈夫。っていうか、なんで最初に気が付かないのか・・・

やはり、ぶきっちょなだけでなくおマヌケです。

あぁ、情けない。


ということで紆余曲折有りましたが、なんとかよしず巻き上げシステムの完成です。



以下は追加作業です。


母屋側の支持金具が強度不足で曲がってしまいました。
支持金具を大きな物に変えて更に2枚重ねで強度UP。
ついでにヒモの抜け止め(これもステンレス金具をコの字型に曲げて加工したもの)を滑車に取り付けました。

我が家のウッドデッキは格好の物干場でもあるのですが、
雨降りでも洗濯物が濡れないように・・・ との妻からの要望に応えて、よしずの上に透明なビニールシートを張りました。
片付けるときはよしずといっしょに巻き取ります。

ポリカーボネートの波板を張ることも考えたのですが、取り外しできないし、 なんと言っても見た目まで物干場そのものに
なってしまいそうでイヤでした。

このビニールシート、最初はよしずの下に敷いたのですが、雨水が溜まってしまい失敗でした。 上に載せるのは妻の発案です。これで雨水が溜まらなくなりました。

耐久性が心配でしたが、1年以上たった今でも破れなど発生していません。
問題点は風が吹いたときに音がするのと、見栄えの悪さ
でしょうか。 ・・・でも調子いいですよ。

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