引き出しや傘立てを作ったときに施した、ネジ隠し(というのか正しい名前は知りませんが)の手順を記述します。

ネジ隠し1 手順1

ネジを止めしたい位置に下穴を開けます。
穴の深さは、使用するネジの長さより気持ち短め(浅め)とします。
ドリルの刃は使用するネジより少し細い物を使用します。
この場合は、ネジの径が3.5mmなので2.5mmのドリルを使いました。
ネジ隠し2 手順2

下穴の位置に合わせて、径の大きな刃で浅い穴を開けます。

穴の深さは5〜8mmぐらい。薄い板の場合は、板厚の1/2〜1/3程度の深さ。 ドリルの刃は、ネジの頭より大きく、後の手順で埋木として使用するダボと同じ径の物を使用します。 この場合は、ネジの頭の径が8mmなので10mmのドリルを使いました。
ネジ隠し3 手順3

ネジで材料同士を固定します。
大きい穴の中心から多少ずれていても大丈夫
ネジ隠し4 手順4

後から空けた穴と同じ径の埋木(この場合は径10mm)を用意する。
ネジ隠し5 手順5

ネジの頭に木工ボンドを少量付ける
※金属(ネジの頭)と木は木工ボンドでは接着力が得られませんが、 次の工程でボンドを木と木の間に浸透させます。
ネジ隠し6 手順6

埋木を穴にはめて、げんのうで軽く叩く
木工ボンドが木同士の接着面に広がる。
このときはみ出たボンドは、きれいに拭き取っておくこと。
ネジ隠し7 手順7

ボンドが乾燥するのを待つ。 季節にもよりますが、30分くらいは置いた方が良いと思います。
ネジ隠し8 手順8


ボンドが乾燥したら、埋木のはみ出た部分をノコギリで丁寧に切り取る。
周囲に傷を付けないように慎重に。
ネジ隠し9 手順9


必要に応じてノミやカンナで整形して塗料を塗り完成。


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